佐賀市の古湯温泉にある旅館「山水」で、家族湯に入ってきました。木造旅館の落ち着いた空気と、古湯らしいやわらかなお湯をゆっくり味わえる一軒です。
今回は予約せず、近くまで来た流れでふらりと立ち寄りました。突然の訪問でしたが、女将さんが気持ちよく迎えてくれたのも印象に残っています。

山水の丸い木桶風呂で、古湯の湯を味わう
今回案内された浴室は「山ぼうし」。主役は、どんと置かれた丸い木桶の浴槽です。木の壁や格子窓に囲まれ、山水の木造旅館らしい落ち着いた雰囲気。大人三人くらいなら一緒に入れそうな広さがあり、二人ならかなりゆったり浸かれます。

お湯は無色透明で、気になる匂いはありません。入った瞬間に分かるのが、肌をなでるとぬるぬるするような感触。刺激の強さはなく、ずっと浸かっていたくなるやさしい入り心地でした。
湯上がりは不思議とべたつかず、肌はさらっとした感触に。入浴中のぬるぬる感と、上がった後のさらさら感の違いが印象に残ります。
山水の泉質は、pH9.04のアルカリ性単純温泉
山水の館内に掲示された温泉分析書では、源泉名は「鶴霊泉」、泉質はアルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉)、pHは9.04。無色透明で匂いもほとんどなく、成分の主張が強いというより、肌当たりのやわらかさが前に出るお湯でした。

佐賀の温泉の中で見る、古湯の特徴
佐賀県の温泉は、地域によって泉質や入り心地が少しずつ違います。古湯・熊の川温泉は、約38℃のぬるめの湯と、ぬるぬるした肌触りが特徴のアルカリ性単純温泉。長く浸かりやすい「ぬる湯」の文化があり、山水で感じたやさしさもこの地域らしいものでした。
山水の湯は、入浴中は肌がぬるぬるするのに、上がった後はさらっとする。その変化が面白く、嬉野の濃いトロトロ感とはまた違う、古湯らしい穏やかな入り心地でした。
泉質に関する記載は、訪問時に館内へ掲示されていた温泉分析書を確認したものです。感じ方には個人差があります。
洗い場と脱衣所
洗い場にはシャンプーとボディソープがあり、シャワーの水圧も十分。家族湯で水圧が弱いと少し困りますが、ここでは気になりませんでした。

脱衣所は広めで清潔。扇風機とドライヤーはありますが、訪問時にクーラーは見当たりませんでした。暑い時期は、湯上がりに少し汗が引きにくいかもしれません。
山水の家族湯で確認できた設備
- 丸い木桶の内湯
- シャワー
- シャンプー・ボディソープ
- ドライヤー
- 扇風機
- 広めの脱衣所
- 訪問時はクーラーなし
料金と施設情報
| 施設名 | 古湯温泉 旅館 山水 |
|---|---|
| 利用した浴室 | 家族湯「山ぼうし」 |
| 料金 | 3,000円(50分・訪問時) |
| 住所 | 〒840-0501 佐賀県佐賀市富士町古湯877-1 |
| 泉質 | アルカリ性単純温泉 |
| 今回の利用 | 予約なしで訪問し、空いていた家族湯を利用 |
料金や受付時間、営業状況は変更される場合があります。最新情報は旅館 山水の公式サイトでご確認ください。
入ってみた感想
派手な設備を楽しむというより、木に囲まれた浴室で古湯のやさしいお湯を静かに味わう家族湯でした。肌に触れたときのぬるぬる感と、湯上がりのさらっとした感じが好みです。
木造旅館の雰囲気もよく、女将さんの対応もあたたかい。古湯温泉で貸切のお湯にのんびり入りたいとき、また立ち寄りたくなる一軒でした。


